じぶんで 存 在する音 は
ふかく ふかく どこまでもひろがっていく
ずっと この音を 出していたい
戻るほど さらに ふかく 透 明な音になる
音は 嘘をつかない
もう 終わり
罪 悪 感 で 遠 慮して じぶんを隠すのは
もう 意味がない
存 在 したいから
今に いて よろこび で いる
繋 がった じぶんで いる
わたしを 阻むものを 終えていく
先に よろこび に なっていい
先に 平 和 そのものに なっていい
いよいよ
待ち望んでいた 波に 乗っている
山口 ようこ